With IM (ウィズ・アイム) 2022 No.006

ハサンさんの話……… 私はバングラデシュで2番めに大きな都市チャットグラムに住んで いました。父は農業をしていて母は主婦です。3人の兄は全員外国で 働いていて、1番目と3番目はクウェート、2番目はオマーンにいます。 日本に来てからは清田課長、楠野さん、東さんがいつも手伝ってく れますので、生活面でも実習面でも困ったことはありません。 会社に感謝しているのは、私たちのために工場のとなりにお祈 りもできるコンテナハウスを建ててくださったことです。毎日お昼 休みにそこで休憩し、お祈りをささげています。 帰国後は、バングラデシュにある日本の会社で働きたいと思っ ています。そのためには日本語を勉強しないといけません。だから N2合格を目指しています。 私たちが西田興産で頑張れば、またバングラデシュから実習生 を受け入れてもらえると思いますので、次に続く実習生のために、 もっと頑張って成長したいと思います。 実習生たちへの評価、今後に期待していることを西田社長、越智取締役、清田課長、楠野さん、東さんに伺いました。 技術だけでなく、日本のさまざまなことを体験して身に付けてほしい 次に来る実習生のために頑張って成長する ※PC(プレキャストコンクリート):プレ「前もって」キャスト「卵の殻」という意味の言葉。工場でコンクリート材を製造し、現場に運んで組み立てる。 ▲工場の先輩たちと記念撮影。後列が共に来日した6人の実習生たち。 ▲工場の隣に建てられたお祈り用 のコンテナハウス。 ▲11月4日(金)秋の「河川・道路 美化清掃活動」を行いました。 清田課長のお話……… 彼らは勉強熱心です。なんでも覚えようとして「あれしたい」「これしたい」と言ってきます。指導 は日本語で、ときどき英語を交えますが、説明してもわからない実習生には、わかった子がベンガ ル語で伝えてくれます。日本に来て間もないですが、すでにそういうチームワークができているの には驚きました。 越智取締役のお話……… コロナのため2年間待ちましたが、実習生たちは諦めることなく来日してくれました。彼らの第 一印象は礼儀正しいなということでした。その後3ヶ月を一緒に過ごし、まだ手探り状態のところ もありますが、今後さらにお互いの理解を深めていきたいと思っています。技術を身に付けて帰 国した後は、家族と一緒に再来日して当社で働いてほしいというのが私の希望です。 西田社長のお話……… コロナ禍で大変な中、受け入れが遅れておりましたが、このたびバングラデシュから6人の技 能実習生が我が社に入社してくれました。ようこそ日本に!そして、ようこそ我が社に!大変うれし く思っておりますとともに、皆さんが一日も早く日本での生活や、我が社の社風に慣れ、この実習 が皆さんにとっても私たちにとっても実のあるものになりますよう、大いに期待しています。どうぞ 体に気を付けて頑張ってください。 楠野さんのお話……… 当社で指導しているPCをつくる人は多能工です。仕上げもできる、打つこともできる、鉄筋 を組むこともできるという存在です。彼らが帰国後PCの仕事に出会えなくても、きっと何か役 立つ技術だと思いますので、ぜひしっかりと身に付けてほしいと願っています。 東さんのお話……… 帰国後は日本の技術と全く同じことはできないと思いますが、3年間、技術だけでなく、いろんなことを体験して身 に付けてもらいたいと期待しています。また、来日3ヶ月なので、疲れが出たり、ホームシックになる時期ですので体 調面に気を付けてチェックしてあげたいと思います。 Wi th IM 3

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