With IM (ウィズ・アイム) 2022 No.005

ケーションには自信があるのですが、テストになるとなかなか点 数が取れないので、次は日本語検定に合格できるよう、日本 語の勉強をもっと頑張りたいと思います。 日本に来て楽しかったことは京都や奈良などのお寺や登山 に行けたことです。後輩と一緒に富士山にも登りました。コロナ になる前は社員旅行にも連れて行ってもらい、神戸では創業 80周年のパーティーに参加したことも楽しい思い出です。 実習が終わってタイに帰ったら何をしたいか、これまでさ まざまなことを学んできた中で自分の夢を決めていきたいと 思っています。会社で教えていただいた機械加工の技術を 活かすためにも、車の部品などを作る仕事がしたいです。 私が後輩にいつも言っているのは、仕事でわからないこ とがあったら「わからないので教えてください」と正直に言う ように、ということです。わかった「ふり」は一番よくありませ ん。みなさん、素直に質問するように心掛けて、日々の実習 を頑張って下さい。 アンさんへの評価、今後に期待していることを池社長と南取締役部長に伺いました。 一人でも多くの技能実習生達の生活レベルを向上させることで国際貢献したい 池社長のお話……… 技能実習生を受け入れるに当たり、私がタイに駐在していた経験があることから、 タイ語が少し話せるので万が一の時でも安心かと思いタイ人技能実習生の受け入れ を決めました。14〜15年継続していますが、みんな真面目で、今まで厳しく指導しな ければいけないような人たちはいませんでした。 受け入れ当時と比べますと、今はスマホを使って家族とオンラインで結ばれているので、寂しさは軽減され ているのだろうと感じます。特にコロナ禍においては、親御さんや家族に何かあった時には、すぐに連絡が取 れるというのはとても安心でした。 アンさんに期待するのは、まずは身体を壊さず、楽しく仕事をしてもらい、その上で、働く場所が日本であろう とタイであろうと身につけた技術を活かして、生活のレベルを上げてもらいたいということです。そのように生 活のレベルを向上させた帰国生が一人でも増えれば、国際貢献にもなっていくと考えています。 南取締役部長のお話……… 2008年から技能実習生を受け入れていますので、基本的な技術や生活に関しては先 輩からずっと引きつがれており、安心して見ていられます。例えば日本人の新入社員が、技 能実習生から教えてもらうこともあるほどです。彼らは自分が教える立場になったら、日本 語で話さないといけなくなるので、そういうときは日本語上達のチャンスですね。 彼らにはお手本になる多くの先輩がいます。一期生の中には帰国後、当社のタイの現地法人であるIKE (THAILAND)CO.,LTD.に入社し、現地で技術のレベルアップをはかった後に企業内転勤者として本社で再び 勤務する形で貢献してくれている技能実習生もいます。また、別の技能実習生は、当社の関連企業に勤めて、そこで 当社との連携をとり、大きく付き合いの幅を広げてくれました。アンさんもこうした先輩たちと同様、当社だけでない 広い世界で人間関係を築けるような、スケールの大きな人材に育って欲しいと考えています。 ▲ 技能実習生仲間 や再入国して働い ている先輩たちと 記念撮影。 ▼ 会社の創業80周年 で京都から神戸への 日帰り旅行に連れて 行ってもらいました。 これは神戸ディナー クルーズでの集合写 真です。 ▲奈良に行った時の写真です。 ▲交替でタイ料理を作っています。 Wi th IM 3

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