With IM (ウィズ・アイム) 2022 No.006

北海道支局のグイエンティファンです。小樽市にある株式 会社大川鉄工所は、技術の習得や向上のために、営業の女性 やベトナム人技能実習生も含め溶接の社内競技会を開催され ています。またコロナ禍のなかでも北海道ならではの生活を楽 しく、明るく元気に過ごせるよう技能実習生たちを大切に育成 してくださっています。 創業1919年と100年以上の歴史を持つ同社では、長年 培ってきた「ものづくりへのこだわり」と高度な鉄工の技術を若 い世代に伝えようと、2017年からアイム・ジャパン技能実習生 の受け入れを開始されました。当初は社長ご自身が実習生の 育成に当たられていましたが、現在は工務課長が生活面を、工 場班長が技能面を分担して指導してくださっています。 現在同社にて実習中のハインさんとフンさんは来日直後にコ ロナ禍となってしまい、外出の機会も少なく、社内外のイベント なども自粛中だったため、大川社長はどうにかして彼らを元気 づけようと考えていらっしゃいました。今年7月22〜24日、折し も3年ぶりに小樽市の「おたる潮まつり」が開催されるという情 報を得て、「単に見学するだけでなく、出店者として屋台に参加 してお客様と触れ合うことで、彼らを元気づけよう!」と参加を 即決。参加した実習生たちはホタテ貝やイカを焼いたり、販売し たりすることで地域の方と楽しく交流することができました。 I M J A P A N I n f o r m a t i o n アイム・ジャパン広報誌「With IM」第6号をお読みいただき ましてありがとうございます。 2021年4月よりスタートしました広報誌「With IM」はおかげ さまで第6号を迎えることができました。コロナ禍が落ち着きを見 せ始めるなか、今年度は会員企業の皆様や元気に頑張っている 技能実習生さんに対面で取材させていただく機会が増えてきまし た。快く取材に応じてくださった皆様に心より御礼申し上げます。 今後も会員企業様のさまざまな取り組み、技能実習生の 活躍、地域社会との関わりなどをご紹介していきたいと思い ます。是非ご寄稿やお写真を以下のメールアドレスまでお寄 せください。どうぞよろしくお願いいたします。 ご寄稿メールアドレス ▲ otayori@imm.or.jp 編集後記 企画広報室 With IM編集担当 ファン職員(北海道支局) 支局だより C o l u m n 同社では日本人従業員の方も実習生たちも同 じようにインスタグラムやフェイスブックに取り 上げてくださり、社員のことを多くの人に見ても らおうと配慮されています。以下にそうした写真 なども交えて日常の様子をご紹介します。 ▼検定試験を終えたハイン さん(左)とフンさん(右)の 笑顔が会社のインスタグラ ムにアップされています。 ▲初めての雪に感動したフンさんは、 雪だるまを作りました。 ▲ハインさんは夏のラベンダー畑を 旅行しました。 ▲「おたる潮まつり」を楽しむハインさん(左)とフンさん(右)。 収益は同社を通じて祭りの実行委員会に寄付しました。 ▲社内競技会の様子。技能実習生もトップ 1〜5位に入賞。 株式会社大川鉄工所 インスタグラム 大川社長は、「彼らがいることで会 社が温かく、明るい雰囲気になりまし た。帰国してからは、近く設立予定の 当社現地法人に入社を検討し、そこで 活躍してほしいと考えています。そのた めに安全意識の向上と日本語の習得 に特に力を入れて教育しています」と、 大きな期待を寄せられています。 ▲大川晃弘社長 Wi th IM 7

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