2024年11月26日
「おはようございます。今日は顔色が良いですね」
利用者の方と目線を合わせ、慣れた手つきで車椅子を押すのは、沖縄県にある社会福祉法人喜寿会のグループホーム「美ら里さしき」で介護職員として働くティワンカさん。
彼女は2024年6月にスリランカから来日し、当機構の特定技能プログラムを通じて新たなキャリアをスタートさせました。技能実習生としての経験はないものの「新しいことを学んだり、勉強したりすることが好き」という彼女は、スリランカで介護の仕事に興味を持ち、8ヶ月間の猛勉強を経て来日した努力家です。
日本に来て感じたことを聞くと「職場の皆さんはいつも親切で、仕事を通じて毎日学びと気づきがあり、大きな喜びを感じます。母国の家族も、私が日本の介護施設で働いていることを誇りに思ってくれています」とはにかみながら答えてくれました。
同法人では、3年前からスリランカ技能実習生2名を当機構より受け入れており、その真面目さや優しさ、努力する姿に感心し、次もスリランカの方に来ていただきたいと、ティワンカさんの採用を決められました。このたび、技能実習の経験がないティワンカさんを特定技能外国人として受け入れるに当たり、制度の特性や施設の体制、将来の計画を考慮しながら入念に準備されたそうです。
彼女を見守る地域福祉部の嘉手苅課長は「とても真面目で飲み込みが早く、気配りも自然にできるので本当に助かっています。日本語の勉強にも積極的で、発音がきれいなので利用者さんへの声掛けが上手くできています」と働きぶりを評価されます。
ティワンカさんにこれからの目標を訊ねると、「できるだけ長く働き、介護技術や日本語をたくさん学びたいと思っています」と語ってくれました。ひたむきな努力で手に入れた、彼女の新たな挑戦を当機構も応援し続けていきたいと思います。