申し込みから入国まで
技能実習生受け入れのお申し込みから日本入国までには各種書式の作成や申請、認定といったさまざまなステップがあります。計画的に技能実習生を受け入れるためには綿密な事前準備が欠かせません。
リクルートから技能実習修了まで
技能実習生は日本入国前後の講習を終えて、受入企業に配属され、基礎的なことから始め、順次、高い技術・技能を学びます。実習期間は最長5年間です。
送出国での準備
アイム・ジャパンはインドネシア、タイ、ベトナム、バングラデシュ及びスリランカ政府と、外国人技能実習生派遣・受け入れに関する協定書を締結しています。この協定に基づき、各国は責任をもって日本入国前の準備を進めています。
詳細は当ウェブサイト「選考と講習」をご覧ください
リクルート
各国政府組織を通じて募集された技能実習希望者の中から候補生が絞り込まれます。最終的にはアイム・ジャパンの駐在員と受入企業が選抜します。選抜にあたり受入企業による現地での面接や、オンラインでの面接も可能です。
入国前講習(4ヵ月間)
送出国政府の職業訓練施設で、技能実習候補生は4ヵ月以上の事前講習(介護、建設職種は特別カリキュラムがあります)を受け、日本語や日本文化について学びます。アイム・ジャパンは日本語教師を派遣するなどの支援をしています。
入国後講習
来日した技能実習生は、アイム・ジャパンのトレーニングセンターなどで約1ヵ月の入国後講習を受けます。日本語を学ぶほか、日本での生活習慣やルールを習ったり、防災訓練や掃除の指導など安全や衛生に関わることも、しっかり習得します。 受入企業での仕事内容によっては、各種特別教育も行われます。また受入企業への配属前に、玉掛け、フォークリフト、クレーン等の資格取得を支援しています。
受入企業での技能実習(最初の3年)
技能実習生は受入企業で最長5年間、技能実習に励みます。在留資格は初年度が技能実習1号、2年目と3年目が技能実習2号です。
1年目の技能実習(約11ヵ月)
入国後講習の後、技能実習生は受入企業に配属されて、仕事をしながら技術や技能、知識を学びます。初年度の在留資格は、技能の基礎的な修得を行うことを目的とする「技能実習1号」です。
また、この期間から実習が終わるまで、実習生の労働者としての権利を守るため、日本の労働に関する法律が適用されます。
2年目と3年目の技能実習
1年目の実習修了までに技能検定試験に合格し、技術や技能が一定のレベルに達していることが証明された技能実習生は、「技能実習2号」という在留資格を得て、さらに2年間実習を続けることができます。
受入企業での技能実習(4年目と5年目)
技能実習2号での実習を終えた技能実習生は、これで実習を終了して帰国することもできますし、次の条件を満たせば技能実習生3号に移行し、さらに2年間実習を続けることもできます。
- 実習生が所定の技能検定試験に合格すること
- 監理団体と受入企業が優良認定されていること
- 実習継続が許される職種であること
- 1ヵ月以上一時帰国してから再入国すること
これらの条件を満すと、「技能実習生3号」の在留資格が与えられます。実習の5年目となる最後の年には、技能検定試験2級またはそれと同じレベルの技能検定試験を全員受験します。
- 技能実習3号に進めない職種もありますので、お近くのアイム・ジャパンの支局にご確認ください。
技能実習修了生の活躍
帰国した技能実習生は日本で培った技術・技能や知識を活かし、日系企業や現地企業に就職したり、起業したりして母国の経済発展に貢献しています。
事業奨励基金が支給されます
事業奨励基金は、受入企業からの拠出により実習生が帰国後、送出国政府から支給される基金です(3年間で60万円、5年間で100万円)。この事業奨励基金をもとに起業する帰国実習生も多く、母国の経済発展と雇用の創出に貢献しています。
活躍の場を広げます
送出国政府は、集団就職面接会開催など、帰国実習生の就職支援を行っており、アイム・ジャパンもこれに積極的に協力しています。日本で身につけた技能や労働慣行・規律などの知識を活かして、日系企業や関連する現地企業に就職し、現地従業員のリーダー役として活躍している技能実習生も少なくありません。