2022年12月23日
2022年12月16日、スリランカ海外雇用局主催の日本語教師セミナーが同局本局で開催され、同局管轄の地方訓練校や、支援をしている団体の日本語教師約60名が参加しました。
当日、海外雇用局のヤーパ副本部長は、スリランカ労働・海外雇用省およびスリランカ海外雇用局のもと、日本向けの海外就労者5000名を育成する計画があり、良い人材を育成するためには日本語教師の質を高めていく必要があると述べられました。
また、同局からの依頼を受け、当機構の日本語教師が、参加した教師らに向けて日本語の指導方法などのレクチャーを行いました。
日本語レクチャーでは、座学だけではなく、TPR(Total Physical Response)という身体を動かしながら言語を身につける教授法も紹介し、参加した日本語教師たちがそれぞれ先生役、生徒役になり、実践的なレクチャーを実施しました。
本セミナーにおいて、当機構は日本語教師によるレクチャー以外にも、日本語能力試験N1を取得している現地職員が、日本語学習者の日本語や日本文化への興味を高めてもらうための学習教材やYoutubeチャンネルの紹介を行ったり、駐在員事務所職員による技能実習制度と特定技能制度の特徴、特定技能試験の内容などについてのレクチャーも行いました。
スリランカでは、日本での就労希望者が多く、海外雇用局地方訓練校の日本語コースは毎回多くの人が参加しています。また、今後「日本語」が義務教育過程で導入される予定です。アイム・ジャパン コロンボ駐在員事務所では今後も労働・海外雇用省および海外雇用局と連携しながら、技能実習生だけではなく、多くの若者が日本に興味や関心を持って、日本に行く夢を実現できるよう努めてまいりたいと思います。
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