日本語教師となり海外の若者に日本語を教えたくて
大学で日本語教育を専攻し、日本語教師を目指していました。ある授業で、同世代の働くインドネシア人と交流する機会がありました。彼らは、私と変わらない年齢にも関わらず、日本語の勉強も実習にも一生懸命に取り組み、成長を続けている姿に刺激を受けました。意欲に溢れた彼らと関わり、学んだ日本語教育で彼らの成長を支えたいと考え、アイム・ジャパンに決めました。
2022年4月 アイム・ジャパン入団・新人研修
2022年5月 国際部に配属
春日部トレーニングセンター(埼玉県春日部市)
来日直後の日本語教育を担当
2023年10月 バンコク駐在員事務所に配属
タイ労働省 パトゥムタニ技術訓練センター(タイ王国 パトゥムタニ県)入国直前の日本語教育を担当
大学で日本語教育を専攻し、日本語教師を目指していました。ある授業で、同世代の働くインドネシア人と交流する機会がありました。彼らは、私と変わらない年齢にも関わらず、日本語の勉強も実習にも一生懸命に取り組み、成長を続けている姿に刺激を受けました。意欲に溢れた彼らと関わり、学んだ日本語教育で彼らの成長を支えたいと考え、アイム・ジャパンに決めました。
授業の合間には宿題の添削や、訓練生の授業態度などを他の先生方と情報共有することで彼らの習熟度を確認しています。
日本語の授業だけでなく、生活態度などについても指導します。時間を守ること、挨拶を欠かさずすること、質問や報告をすること。どれも日本の会社で困らないようにするためです。コミュニケーション能力を身に付け、日本で信頼され活躍してほしいと願っています。
リクルート試験で選抜された彼らは、訓練校でゼロから日本語学習を始めます。4カ月経ち日本へ出発するころには、こちらが驚くほどの上達を見せてくれます。生活面でも時間を守ることができるようになり、トラブルがあっても自分の言葉で問題を報告し、解決していく姿には感慨深いものがあります。
日本語教師として、彼らが会社で困らないように、あえて厳しい指導を心がけています。そんな姿を見た彼らが「先生たちは本当は厳しくしたくないけど、私たちが日本で困らないように厳しくしていることを感じるから、すごく感謝しています」と言ってもらえたことが今でも印象に残っています。日本語教師としてはまだまだ未熟であると感じていますが、そのような感謝の言葉をもらえることをとてもありがたく思います。
ショッピングモールで買い物をしたり、映画を観たりと、日本にいる時のようなリラックスした休日を過ごしています。寺院を訪れることもあります。先日訪れたバンコクのワットパクナムというお寺では幻想的な雰囲気に魅了されました。
海外の訓練校は、彼らの未来を広げる学びの場だと思います。私たちが教えられることは全て伝え、自信を持って日本に送り出せるように、日々の教育や指導に尽力していきたいです。
今後、日本での受入制度は様々な点で変化があり、求められる教育もその時々で変わってくると思います。10年後の自分も、日本を目指す海外の若者の役に立てる指導ができるよう、これまで積み上げてきた経験を活かしながら、高みを目指し、常に新たな試みを実践し続けたいと思います。