≪東京支局≫ スリランカ技能実習生らが東京都足立区土建組合主催の「住宅デー」に参加しました

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2023年06月16日

黒沼建設黒沼社長(中央)を囲むスリランカ技能実習生ら

全国に広がるアイム・ジャパン。今回は東京支局担当職員より建築組合と技能実習生(以下「実習生」という)と共に地域を盛り上げる会員企業様の取り組みを紹介いたします。

2023年6月11日(日)、東京土建一般労働組合足立支部主催で足立区内20会場にて、地元の建設職人による地域への奉仕活動*1「第46回住宅デー」がコロナ禍を乗り越え、賑やかに開催されました。当日は早朝からの雨にもかかわらず、花保分会「花畑東部区画一二号公園」会場には、近藤やよい足立区長をはじめ、国会議員や区会議員の方々も来場されました。都内最大級の賑いをみせる同分会をスリランカ実習生(職種:とび)と共に盛り上げられた有限会社 黒沼建設の黒沼祐介社長にお話しをうかがいました。

近藤やよい東京都足立区長(左)と黒沼社長(右)
黒沼社長

黒沼社長は、『「住宅デー」は8年前にわが子が誕生したことを機に、子どもたちが楽しめるようなイベントにしたいという思いから「テーマパーク」のような一日中楽しめる空間を目指し、職業体験もアトラクションの一環と捉え、高所作業車の乗車体験、アクアチューブや宝探しイベントなど、地域の皆様に気軽に楽しんでもらえるよう心掛けています。毎年、多くの来場者が開催前から並んでくださってうれしく思っております。

最近では母国を離れ、日々実習に励む彼らに、「楽しい思い出をたくさん経験してほしい」「多くの日本人と交流をしてほしい」との想いから、積極的に住宅デーに参加してもらっています。その結果、分会の仲間たちと、同じ目的に向かって力を合わせることによって仲良くなって一安心です。また、普段できない経験も、「入社したメリット」として喜んでくれてうれしく思っています。イベントを通じて、地域貢献、近隣の子どもたちもグローバルな交流ができて、まさに一石二鳥。花保分会の仲間たちと共に組合活動の楽しさや「仲間と共に最後までやりきる」これが仲がいい秘訣なのだと思います。

さらに、せっかく日本にきたのですから、彼らには技能実習で得た知識技術を母国に持ち帰ってもらいたいと思っています』とおっしゃっています。

心配していた雨もお昼前には止み、木工教室、建築体験コーナー、飲食ブースには多くのご家族連れので賑わい、実習生も巻き込み、花保分会一丸となり大成功の一日でした。

▶スリランカ実習生ディムドゥさんが喜びの声を寄せてくれました。

年に一度のイベントに参加できてとてもうれしいです。花保分会のみなさんと実習生が一緒に料理を作ったり、いろいろなゲームやブースづくりを一生懸命お手伝いしました。特に小さな子どもたちがたくさん来てくれてうれしかったです。 子どもたちも喜んでくれて、私たちも参加できてとても楽しかったです。 来年もぜひ参加したいので、どうぞよろしくお願いします。

実習生が楽しみにしている「住宅デー」。今回は4年ぶり完全にコロナ禍前の規模に戻しての開催ということで彼らもこの日を心待ちにしておりました。当日、地域住民の方々や子供たちと彼らが笑顔でコミュニケーションをとっている姿を見て私自身も感激すると共に、このような貴重な機会を与えてくださった有限会社 黒沼建設の 黒沼社長や東京土建一般労働組合足立支部の皆様に心より御礼申し上げます。今後も「住宅デー」を通して、地域の方々と技能実習生との交流の輪が続いていくことを願っております。

東京支局 山内武史

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*1「住宅デー」は全国の建設組合が定期的に主催するイベントです。
地元建設職人によって開催され、職人の仕事や技能を理解してもらう日として地域住民の皆さまに向けて、住宅相談や改善アドバイス、住宅の耐震化や家具の転倒防止などの住宅リフォーム助成をはじめとする地域で活用できる制度の情報提供なども行われています。
また包丁研ぎ、木工体験、左官(ぬりかべ)体験、タイル加工、焼きそばやかき氷ブースなど子供たちや地域の皆さんが楽しみにされているイベントです。45年の歴史があります。

当日の様子は東京土建一般労働組合 足立支部HPからもご覧いただけます。
http://www.doken-adachi.net/topics/2023/06/230614/230614_01.html

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