実習生も知らないこの日何の日お米の日

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実習生も知らないこの日何の日お米の日

この~日何の日気になる日、名前も知らない日ですから、ちょっと調べてみましたら、お米の日でした~♪

皆さんこんにちは。突然ですが、今日はお米の日です。
なぜ今日がお米の日か分かりますか。

●八十八はお米の日

お米の日については諸説ありますが、まず「米」という漢字を分解すると「八」「十」「八」(正の状態の八と逆になった八の字と真ん中に漢字の十)になります。それからお米作りには88の工程があるといわれています。これらのことから8が付く日、特に8月18日はお米の日と呼ばれるようになったそうです。

そんな理由で今日がお米の日になっているなんて海外からやってきた技能実習生は知る由もありません。ですが、実はアイム・ジャパンの技能実習生はお米が大好きな人たちばかりなんですよ。皆さんもごはん、食べますよね?

●私たちの体はお米でできている?

アイム・ジャパンの技能実習生はお米が大好きということで、こちらのグラフにご注目ください。これは今年の世界におけるお米の消費量の見積もりランキングです。

順位 国・地域 量(単位:1000MT)
中国 156,000
インド 108,000
バングラデシュ 36,100
インドネシア 35,600
ベトナム 21,200
フィリピン 14,500
タイ 12,900
ミャンマー 10,650
日本 8,200
10 ブラジル 7,450
省略
20 スリランカ 3,200
省略
105 レユニオン(フランス領) 25

引用:Index mundi(Milled Rice Domestic Consumption by Country in 1000 MT)統計Source: United States Department of Agriculture

アイム・ジャパンが提携している6か国はみんな上位に来ていますね。

●お米は主に3種類

世界にあるお米は大きく分けてジャポニカ米とインディカ米と、ジャバニカ米の3種類で、さらに細かく分けると何百種類にもなります。

種類 インディカ米 ジャポニカ米 ジャバニカ米
特徴 長粒種が多い
さらさらしている


▲インディカ米で一番長い
バスマティライス

短粒種が多い
もっちりしている


▲レトルトのジャポニカ米
ちょっと長め?

中粒種が多い
あっさりしている

残念ながらジャバニカ米の写真がありません。

アジアの国々をはじめ世界中でもっともよく食べられているのが、粘りが少なく香り豊かなインディカ米で、アイム・ジャパンの技能実習生の母国でも主にインディカ米が食べられています。インドネシアでは、インディカ米のほかにジャバニカ米がよく食べられています。

●お米がカトラリーを変える

大きく分けて3種類のお米ですが、それぞれ特徴が違うので、食べ方も変わってきます。

ジャポニカ米の短粒種は粘り気があり、ごはん同士がくっつきますから、箸で食べることができますが、さらさらしているインディカ米は箸で食べることは難しいです。では、何を使って食べるかというとスプーンや手を使います。炊き立てのお米は熱いですから、少し冷ましたり、手に水をつけたりしてから食べます。しばしばレストランで、水の入ったボウルが出てきます。それは飲み水ではなく、手を洗うためのものです。確かに食卓で手を洗えたら便利ですよね。

●お米が食卓を変える

それぞれお米の特徴が違えば、食べる物も変わります。
ジャポニカ米の短粒種は粘り気があるので、おにぎりにすることができますが、さらさらしているインディカ米は握ってもすぐに崩れてしまうので適していません。
つまりお米の特性によっても合う料理が変わってくるのです。
さらに、同じジャポニカ米でも、ここ数年で人気に火がついた長粒種はインディカ米のようにパラパラしているのでチャーハンに合うと話題です。

●世界のお米を探索

都内にある、某ハラールショップに行って、世界のお米を探してきました。
店内には、さまざまなお米がありました。日本のお米もありましたが、圧倒的にインディカ米が多かったです。カリフォルニア産のお米などもあり、大粒の中粒種でした。他にもトルコのパスタライスなどが売られていました。ちなみにジャバニカ米は残念ながらありませんでした。

店内で売られていたインディカ米の中で一番種類が多かったのがバングラデシュのお米だったのでバングラデシュ人の店員に一番おいしいお米を聞いておすすめのものを購入しました。

●いろいろなお米を炊いてみました


▲バングラデシュ米

バングラデシュのお米は短粒種で、非常に小粒でした。パッケージにはアロマティックライスと書かれていました。家に帰って袋を開けると名前のとおり、なんとも香ばしい香りが漂ってきました。ジャスミンライスとはまた違うポップコーンのようなはじける香りでした。
この写真のお米は、そのお店で購入した、バングラデシュのチニグラ米というもので店員いわく、チニグラ米はバングラデシュ米の中でも人気があるとのことでした。
右が売られていた状態のお米で左が炊いたものです。炊く前から香ばしい香りが漂っていましたが、炊いたらさらに香りが強くなりました。
短粒種ですが、粘り気はなく、スプーンですくっても気を抜くとポロポロ落ちてしまいます。味は、優しい甘さのお米でした。以前別のお店で買っておいたスパイスで作ったスープカレーに合わせて食べたら相性抜群でした。


▲タイ米

また、タイ米やジャスミン米も気になったので、購入して家で食べ比べてみました。
この写真のお米は、タイ米です。バングラデシュ米より大きいですが、香りは弱かったです。また、小粒のお米を食べたばかりだったからか、炊いた後の膨張感をすごく感じました。やはり、インディカ米の長粒種なので、お米自体サラサラしていましたが、味は、あっさりしていてあまり主張がないので何にでも合いそうでした。特に味が濃い料理と相性が良さそうですね。これでチャーハンを作ったらおいしいと思います。


▲ジャスミン米

次は、ジャスミン米です。
ジャスミン米は店で手に取ったとき袋の外からも分かるほど香り豊かです。ジャスミン米は、タイ米と見た目がほとんど同じなので並べて置いてあったらどっちがどっちだか分かりませんが、その香りをかげば一発で分かります。
炊いた後も香りがよく、口に入れるとジャスミン米独特の甘さが広がります。ジャスミン米はタイのお米の中でも特に高級なお米で、かつてタイ正月の暑い時期に王室で食べられていたカオチェーにも使われています。

しかし、今回私が試したのはあくまでたくさんあるお米の中から1種類ずつなので、メーカーなどによってまたちょっとずつ変わってくると思います。

最後にバングラデシュ人の技能実習生が作った昼ご飯をご紹介します。写真の中央は、ビリヤニライスというピラフのような米料理です。ギーと言うバターオイルを使って作ります。このビリヤニはヤギ肉を混ぜ込んで炊いていますね。ビリヤニライスは特別な時に食べることが多いです。日本でいう赤飯のような立ち位置ですが、赤飯よりももっと頻繁に食べられているようです。付け合わせに、サラダと佃煮とゆで卵があります。栄養のバランスもよくて、おいしそうですね。

●あとがき

お米にはいろいろな種類があって、料理がだいぶ変わってきます。
うまくお米を使い分けることができれば、ごはんが進む、おいしい料理を作れます。
技能実習生と国のお米文化をテーマに盛り上がるのも楽しそうです。
皆さんも是非、コロナが収まったら現地に行っていつも食べているお米とはちがうお米を堪能してみてください。

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