2021年7月28日
第17回アイム・ジャパン安全衛生ポスターコンクール入賞者にインタビュー!
みなさま こんにちは、アイム・ジャパンWEBマガジン編集チームです。
当機構では毎年、アイム・ジャパンの技能実習生を対象に「アイム・ジャパン安全衛生ポスターコンクール」を開催しており、今年で第17回目となりました。
今回の応募数は、486 名 518 作品で、最終審査対象となった作品は 36 点、入賞作品は17点でした。
その中で今回は、最優秀賞に輝いたタイ実習生のウィジッターさんと当機構のポスターコンクールでバングラデシュ実習生として初めて入賞した、佳作賞のショジブさんの2名にオンラインでインタビューをしました。
【最優秀賞:ウィジッター シージャンさん】
(ウィジッターさん:ウ 編集部:編)
- 編
- ウィジッターさん、最優秀賞おめでとうございます。今の気持ちはどうですか?
- ウ
- はい、とてもうれしいです。
- 編
- すごくきれいなポスターですね。このポスターは何を使って描きましたか?
- ウ
- これです!
(絵の具を見せてくれました)
- 私
- この絵には色々な人が描かれていますが、誰をイメージして描きましたか?
- ウ
- 色々な人です。子供から大人まですべての職業の人に安全があるようにと思って色々な人を描きました。
私は、そのインスピレーションを得るために、ひまな時間に公園に行って、色々な人をみて、それぞれの日常の生活のリスクについて考えました。
あと、インターネットからも情報を探しました。
- 編
- ウィジッターさんは仕事をしていて危ないなと思ったことがありますか?
- ウ
- 特にないです!
- 編
- それはよかったです。
ウィジッターさんはどんな仕事をしていますか? - ウ
- 車の機械の検査です。機械はそんなに大きくないので仕事もそんなに大変じゃないですが、その機械はちょっと重いです。
- 編
- では、生活をしていて危ないと思ったことはありますか?
- ウ
- ないです。でも、道を渡る時、車が急に来たりしますから危ないです。
- 編
- その危ない時、どんな対策をしますか?
- ウ
- よく周りを見て渡ります。
- 編
- 賞金は何に使いますか?
- ウ
- 貯金をします。
- 編
- ウィジッターさんは日本に来てもう2年ですね?
日本の生活はどうですか? - ウ
- いいです。日本の生活は便利です。たとえば、旅行の時、車やバスがたくさんありますから、便利です。
- 編
- 日本に来てからどこか旅行へ行きましたか?
- ウ
- 仙台です。仙台のお寺に行きました。友達も仙台にいます。
- 編
- 帰国まであと1年ありますが、日本でどこか行きたいとことろがありますか?
- ウ
- 東京です。
- 編
- タイに帰ったら何をしたいですか?
- ウ
- 自分でビジネスがしたいです。私はコーヒーが大好きですからカフェを開きたいです。
- 編
- 最後に一言、このポスターコンクールについてメッセ―ジをお願いします。
- ウ
- 私はこのコンクールに参加するのが楽しみでした。だから私の絵が1位になってとてもうれしいです。
そして、私の家族、友人、教師、私が働いている会社が誇りに思うことができることをとてもうれしく思っています。私の絵ですべての人の生命の安全を認識させることができることを願っています。 - 編
- 明日も安全に気をつけて仕事がんばってください。
ありがとうございました。
【佳作賞:ショジブ エムディさん】
(ショジブさん:ショ 編集部:編)
- 編
- 今回バングラデシュから初めてポスターコンクールに入賞しましたね。
今の気持ちはどうですか? - ショ
- うれしいです。
- 編
- カラフルで素敵なこの作品は何を使って描きましたか?
- ショ
- パウダータイプの水彩絵の具を使って描きました。
- 編
- 何をイメージして描きましたか?
- ショ
- 家族です。妻と子供がバングラデシュにいるので毎晩電話で連絡をとっています。このポスターも家族を思いながら描きました。
- 編
- 仕事をする時に安全について気をつけていることはありますか?
- ショ
- シンナーを使う時は必ず、保護メガネと作業着と手袋を着用して仕事をすることです。
- 編
- 仕事をしていて危ないなと思うことはありますか?
- ショ
- 特にクレーンで荷物を移動させている時に、その周りを通る時は危ないから気を付けています。あと旋盤の装具を吊り上げたりする時も、重いから危ないと思います。
- 編
- その時、どんなことに気を付けますか?
- ショ
- 荷物の玉掛けをする時にまず確認をして、動かす時も必ず一時停止をして確認してから動かしています。
- 編
- 普段生活をしていて危ないと思うことはありますか?
- ショ
- ・・・・。(考え込んでしまいました)
- 同僚
- いいえ、ありません。私たちはいつも安全に気を付けていますから。
(ショジブさんの代わりに回答。) - 編
- 賞金は何に使いますか?
- ショ
- まだ使いません。貯金をします。
でも、実習が終わったら帰る前に、子供におもちゃを買ってあげたいです。 - 編
- 日本に来てからどこか観光に行きましたか?
- ショ
- あまり、遠くは行っていませんが、自転車で近くをサイクリングしました。
- 同僚
- あとは、コロナの前は社長さんに山口県の色々なところに連れて行ってもらいました。さくらまつりや梅まつりを見に行ったりもしました。
- 編
- まだ実習が終わるまでに日にちがありますが、日本で何をしたいですか?
- ショ
- 日本はとてもきれいですら、きれいな山や川の写真を撮りに行きたいです。
- 編
- 引き続き頑張ってください。
- ショ、同僚
- はい、がんばります!
- 編
- ありがとうございました。
<最後に>
あらゆる危険について日々考えることは大切なことだと思います。
私も実は危ないなと思ったことがあります。
ある日、事務所の自席付近でパソコンの配線が通っていたことに気づかず、躓いてしまい、他の人が使っていたパソコンのデスクトップの配線が抜けて、バランスを崩した私の下敷きになってしまい、導線が曲がって壊れてしまいました。幸い、データは消えておらず、怪我もありませんでしたが、それにより作業を止めてしまったことは確かです。危険は意外と身近なところにあります。
例えば、道路では、信号を無視して車が突っ込んでくるかもしれません。
家でも、ポットのお湯を注ぐ時に、こぼしてやけどをするかもしれません。
特に夏は、夜、暑くて寝付けないなどで睡眠不足になり、その結果体調を崩しやすくなります。弱っていると集中力が切れやすく、事故につながりやすいと思います。
読者のみなさまも、身の回りの危険について今いちど考えてみてはいかがでしょうか? ご安全に!